空港にある航空地方気象台や航空測候所などの気象官署で観測した実況値を
航空会社や管制機関向けに出される気象通報のことです。
例:RJTT 141230Z 06009KT 9999 FEW020 SCT060 07/M01 Q1024
BECMG
TL1300 04014KT RMK 1CU020 3SC060 A3026
暗号のようになっていますが、比較的覚えやすいので慣れればスラスラ読めるようになります。
(訳: 羽田空港(東京国際空港) 14日 協定世界時12:30UTC(日本標準時21:30JST)
風向60度(東北東の風)9ノット(約4.5m/s)卓越視程10Km以上
1〜2オクタスで雲底の高さ2000フィート(約700m)の雲 3〜4オクタスで雲底の高さ
6000フィート(約2000m)の雲 気温7度 露点温度−1度 QNH(高度計規正値)1024hPa
(ここからはTREND:着陸用飛行場予報気象通報式) 規則的又は不規則な変化が
12:30〜13:00UTCの間に起こり、風向が40度風速14ノットになると予想
(ここからは国内記事)1オクタスの積雲 で雲底の高さ 2000フィート
3オクタスの層積雲で雲底の高さ6000フィート
アルティメーターセッティング(QNH)30.26inHg(水銀柱インチ単位))
航空気象通報要領によると、航空気象通報とは、
「航空に関する気象・地象・水象に関する観測の成果・概況・予報・警報及び
情報並びにこれらに関する事項を所定の形式又は平文で通報する電文をいう。」
とされています。