対流圏内では、高度が高くなるにつれ気温は低くなりますが、大気の状態によっては
高度と共に気温が高くなる層があらわれます。その層のことを逆転層といいます。
逆転層にはいくつか種類があります。
1.接地逆転層…放射冷却により地表面付近が冷やされてできます。
2.沈降性逆転層…低気圧通過後の下降流などにより、空気が沈降してできます。
(空気が下がると断熱的に圧縮されて気温が上がるので地表面から離れたところにできます。)
3.移流逆転層(前線性逆転層)…前線面などで暖かい空気と冷たい空気が接触する気団の境にできる逆転層です。